横須賀えびの治療院では、「痛みを改善すること」をゴールにしていません。
本来の身体の機能を取り戻し、痛みの改善はもちろん、一生涯健康で生活できるための体をつくることが、私たちの目指す治療です。
ですので、「その場の痛みだけを改善できれば良い」とお考えの方はこのままページを閉じていただくことを強くお勧めいたします。
腰痛や肩こり、頭痛、自律神経の乱れなど、身体の不調でお悩みの方の多くは、「痛みを何とかしたい」という思いで来院されます。
もちろん、痛みを改善することはとても大切です。
しかし、私たちは痛みだけを取り除くことをゴールにはしていません。
なぜなら、痛みは身体からの「結果」であり、その背景には必ず原因があるからです。
- 傷ついた組織が十分に回復していない
- 筋肉が正しく働いていない
- 神経の伝達が低下している
- 身体全体のバランスが崩れている
- 栄養バランスに乱れがある
- 睡眠が正しく取れていない
- 精神的なストレスがある
- 生活習慣に乱れがある
身体に起こる症状の原因は、人によって異なります。
だからこそ当院では、症状だけを見るのではなく、「なぜその症状が起こっているのか」を大切に考えて、あなた自身をしっかり見ます。
当院での治療は、
鍼治療
整体治療
運動療法(FIT)
この3つを組み合わせながら、一人ひとりの身体に合わせた治療を行っています。
それぞれ役割が異なりますが、目指しているゴールは一つです。
今現在体に起きている症状をいち早く取り除き、身体が本来持っている機能を取り戻し、そして最後に一生涯健康でいれる身体をつくること。
それが、当院の治療方針です。
鍼治療で目指すこと
当院では、鍼治療を「痛みのある場所へ鍼を刺す治療」とは考えていません。
身体が本来持っている回復する力を引き出すための治療として行っています。
ここ数年で鍼灸治療に関する研究が急激に進み、医学的推論を基に治療計画を考えています。
ですので、単に硬くなった筋肉をほぐす、痛い場所だけに刺すというような目的の治療は行いません。
そのため、当院の鍼治療では主に3つのことを目的としています。

① 組織の再生を促す
私たちの身体には、本来傷ついた組織を修復する力があります。
筋肉や腱、靱帯、筋膜などは、日々古い細胞が新しい細胞へと生まれ変わりながら身体を維持しています。
しかし、長年の負担やケガ、炎症などによって、この回復する力が十分に働かなくなることがあります。
その結果、「なかなか痛みが取れない」「治ったと思ったらまた痛くなる」という状態が続いてしまいます。
当院では、鍼刺激によって組織へ適切な刺激を与え、身体が本来持っている修復反応を引き出すことを目的としています。
近年では、細胞は刺激を受けることで働きを変えることが分かってきました。
この働きは「メカノトランスダクション」と呼ばれ、鍼刺激によって細胞同士の情報伝達が活性化し、組織の修復につながる可能性が報告されています。
東洋医学では昔から「気の流れを整える」と表現されてきましたが、現代医学の視点では、このような細胞同士のネットワークや情報伝達とも共通する考え方があると私たちは考えています。

② 組織を賦活し、本来の働きを取り戻す
身体を動かしているのは筋肉です。
しかし、筋肉は単独で動いているわけではありません。脳から神経を通じて命令が送られ、その命令を受けて初めて筋肉は働きます。
痛みが長く続いたり、ケガをした後には、本来働くべき筋肉が十分に働かなくなってしまうことがあります。
すると、他の筋肉が無理に頑張るようになり、身体のバランスが崩れ、新たな痛みにつながることも少なくありません。
当院では、鍼刺激や鍼パルス療法を用いて神経と筋肉の働きをサポートし、使えていない筋肉が本来の役割を果たせる状態を目指します。

単に筋肉を緩めるのではなく、「正しく働ける身体」をつくることが目的です。
③ 痛みを感じにくい身体へ導く
痛みは身体を守るために必要な仕組みです。
しかし、痛みが長期間続くと、身体は痛みを感じやすい状態を学習してしまうことがあります。専門的には「中枢性感作」「末梢性感作」などと言ったり、痛みの閾値(いきち)が下がるなどと言います。
このような状態では、組織が回復していても痛みだけが残ってしまうことがあります。
当院では、鍼刺激によって身体が本来持っている「痛みを調整する仕組み」に働きかけ、過敏になった神経の反応を落ち着かせることを目指しています。
また、鍼刺激は脊髄や脳へ感覚入力を送り、痛みをコントロールする神経ネットワークへも作用すると考えられています。
さらに近年では、炎症を終息へ導く免疫反応にも鍼刺激が関与する可能性が報告されており、痛みを一時的に抑えるだけではなく、「回復しやすい身体づくり」を目的として鍼治療を行っています。

整体治療で目指すこと
整体というと、「骨格を矯正する」「身体の歪みを整える」といったイメージを持たれる方が多いかもしれません。
もちろん、関節の動きを改善することも整体治療の役割の一つです。
しかし、当院の整体治療は、それだけではありません。
私たちは、身体が本来持っている機能を最大限に発揮できる状態をつくることを目的に整体治療を行っています。
そのため、当院では次の3つを大切にしています。

① ファシアを整え、身体全体のつながりを改善する
近年、医療やスポーツの分野で注目されている組織が「ファシア」です。
ファシアとは、筋肉だけではなく、骨・神経・血管・内臓など、身体のあらゆる組織を包み込み、全身をつないでいる結合組織です。
例えるなら、身体全体を包み込むボディースーツのような存在です。
健康なファシアは、それぞれの組織が滑らかに動けるよう支えています。
しかし、ケガや炎症、長時間の同じ姿勢、運動不足などによってファシアの滑走性が低下すると、本来スムーズに動くはずの筋肉や関節、神経の動きまで妨げられてしまいます。
その結果「身体が動かしにくい」「可動域が狭くなった」「同じ場所が何度も痛くなる」「どこへ行っても改善しない違和感がある」このような症状につながることがあります。
当院では、ファシアに対する治療の考え方を取り入れながら、身体全体のつながりを評価し、ファシア本来の滑らかな動きを取り戻すことを目指します。
また、身体の不調は筋肉や関節だけではなく、内臓の動きや周囲の組織が影響している場合もあります。

そのため、身体全体を筋肉や関節だけでなく、内臓や神経、血管、リンパなどを含めて全てが一つのつながりであるとして施術を行っています。
② 神経伝達を整え、本来の身体の動きを取り戻す
身体は、「筋肉が強いから動ける」のではありません。
脳から神経を通じて正しく命令が伝わり、その命令を筋肉が受け取ることで、初めて身体はスムーズに動くことができます。
しかし、痛みやケガ、長年の身体の使い方のクセなどによって、この神経伝達がうまく行われなくなることがあります。
すると、「力が入りにくい」「思うように身体が動かない」「動きがぎこちない」といった状態が起こります。
当院では、筋肉だけを施術するのではなく、「神経が正しく情報を伝えられる身体」を目指して整体治療を行っています。
PNF(神経筋促通法)などをはじめとする、神経に対する治療のそれぞれの理論や技術の長所を取り入れながら施術を行っています。

これらの治療法に共通しているのは、筋肉だけではなく、神経の働きを改善し、本来の身体の動きを引き出すことを目的としている点です。
当院では、一つの手技にこだわるのではなく、その方の身体にとって最も必要な刺激を選択しながら施術を行っています。
③ 自律神経を整え、身体が回復しやすい環境をつくる
私たちの身体は、眠っている間も心臓を動かし、呼吸を行い、食べた物を消化し、傷ついた組織を修復しています。
これらを24時間休むことなく調整しているのが自律神経です。
どれだけ良い治療を受けても、自律神経が乱れた状態では身体は十分に回復することができません。
反対に、自律神経が安定すると、血液循環が改善し呼吸が深くなり、睡眠の質が向上し、身体は回復しやすい状態へと変化していきます。
当院では、A.T.スティルが提唱したオステオパシーの「考え方」も大切にしています。
オステオパシーでは、「身体は本来自ら回復する力を持っている」という自然治癒力を重視します。
その考え方をもとに、身体全体のバランスを整え、本来備わっている回復する力を十分に発揮できる状態を目指します。

骨や関節だけを見るのではなく、身体全体のリズムや調和を整えることも大切にしています。
整体治療の目的は、身体を矯正することではありません。
身体全体の環境を整え、組織・神経・自律神経が本来の働きを取り戻せる状態をつくること。
それが、当院が整体治療で目指していることです。
運動療法(FIT)で目指すこと
痛みが改善すると、多くの方は「治った」と感じます。
もちろん、痛みが軽減することはとても大切なことです。
しかし、本当にそれだけで治ったと言えるのでしょうか。
例えば、腰痛が改善しても、以前と同じ姿勢で仕事を続け、身体の使い方も変わらなければ、再び腰へ負担がかかり、同じ痛みを繰り返してしまう可能性があります。
肩こりや膝の痛みも同じです。
治療によって身体が良い状態になっても、その後の身体の使い方や生活習慣が変わらなければ、時間の経過とともに元の状態へ戻ってしまうことがあります。
そこで当院では、鍼治療や整体治療によって身体を整えた後、「その状態を維持し、自分自身で身体を管理できる力」を身につけていただくために運動療法を行っています。
当院の運動療法は、筋肉を鍛えることだけを目的としていません。

身体の使い方を見直し、身体の変化に気付き、自分自身で身体をより良い方向へ導いていけるようになることを目指しています。
これが当院で行う FIT(Functional Insight Training) の考え方です。
① 身体が変わる
FITの第一歩は、「身体が変わること」です。
鍼治療や整体治療によって、組織の回復が促され、神経が働きやすくなり、身体が動きやすくなったとしてもその状態を十分に活かせなければ、本当の改善にはつながりません。
そこで運動療法を行うことで、
「あなたにとって正しく立つ」
「あなたにとって正しく歩く」
「あなたにとって正しく身体を動かす」
という、本来あるべき身体の使い方を身につけていきます。

当院では、運動が苦手な方でも安心して取り組めるよう、一人ひとりの身体の状態に合わせたプログラムを行っています。
無理な筋力トレーニングではなく、「身体が正しく使えるようになること」を大切にしています。
② 考え方(思考)が変わる
身体が変わると、人は少しずつ自分の身体に興味を持つようになります。
「今日は姿勢が悪かったかな。」
「最近よく眠れるようになった。」
「歩くのが楽になった。」
「運動すると身体が軽くなる。」
このような小さな気付きが生まれることは、とても大切な変化です。
身体の変化に気付けるようになると、「もっと身体を大切にしよう」という意識が自然と芽生えてきます。
当院では、この「気付き」が、身体を改善していく上で最も重要な第一歩だと考えています。

FITの「Insight(気付き)」には、このような意味が込められています。
③ 行動と生活習慣が変わる
人は、「身体に良いことを知っている」だけでは変わりません。
本当に身体が変わるのは、自分自身で気付き、行動が変わった時です。
例えば、
エレベーターではなく階段を使うようになる。
長時間同じ姿勢を続けないよう意識する。
毎日少しだけストレッチをする。
睡眠時間を大切にする。
食事の内容を見直す。
こうした小さな積み重ねが、身体を大きく変えていきます。
つまり、治療はゴールではありません。

治療は、自分自身の身体と向き合う「きっかけ」です。
当院では、患者様がご自身の身体を理解し、自ら健康を維持できるようになることを目標に運動療法を行っています。
これが、Functional Insight Training(FIT)のコンセプトです。
なぜ「鍼・整体・運動療法」を組み合わせるのか
ここまでお読みいただくと、お分かりいただけると思いますが、当院ではそれぞれの治療に明確な役割があります。
鍼治療は、身体が本来持っている回復する力を引き出し、組織や神経が正常に働ける状態を目指します。
整体治療は、身体全体のバランスを整え、ファシアや神経、自律神経が本来の働きを発揮できる環境をつくります。
そして運動療法では、その状態を維持し、身体の使い方や生活習慣まで改善することを目指します。
この3つは、それぞれ独立した治療ではありません。
一つひとつが役割を持ち、お互いを補い合うことで、本来の効果を発揮します。
例えば、鍼治療や整体治療によって身体が動きやすくなっても、その後の身体の使い方が変わらなければ、再び同じ負担がかかってしまいます。
反対に、身体の状態が整っていないまま運動だけを頑張ってしまうと、かえって痛みが悪化してしまうこともあります。
だからこそ当院では、整える(鍼治療・整体治療)そして、身につける(運動療法)
この順番を大切にしています。
身体は、誰かに治してもらうだけでは、本当の意味で変わることはありません。
患者様ご自身が身体の変化に気付き、その変化を維持できるようになって初めて、「健康」が習慣になっていくと私たちは考えています。
当院は、そのためのお手伝いをする治療院です。

当院が目指す治療
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
当院では、鍼治療、整体治療、運動療法(FIT)、この3つを組み合わせながら治療を行っています。それぞれ目的も役割も異なります。しかし、目指しているゴールは一つです。
患者様が、自分自身の力で健康を維持できる身体になること。
これが当院の治療方針です。
私たちは「治す人」ではありません。患者様から、「先生に治してもらいました。」というお言葉をいただくことがあります。
もちろん、そのように感じていただけることは大変嬉しく思います。しかし、本当に身体を回復させているのは、私たちではありません。
傷ついた組織を修復するのも、骨を作るのも、筋肉を作るのも、神経が回復するのも、すべて患者様ご自身の身体が持っている力です。
私たちは、その力が十分に発揮できるようお手伝いをしているに過ぎません。
だからこそ当院では、「治してあげる」という考え方ではなく、「身体が本来持つ力を引き出す」という考え方を大切にしています。
治療だけでは、本当の改善にはつながりません治療によって痛みが改善したとしても、普段の姿勢や身体の使い方、睡眠、運動不足、ストレス、生活習慣などが変わらなければ、身体は少しずつ元の状態へ戻ってしまいます。

これは決して患者様の努力不足ではありません。身体は、毎日の生活の積み重ねによって作られているからです。
だからこそ私たちは、治療だけで終わるのではなく、患者様自身が身体の変化に気付き、身体との向き合い方が変わり、生活習慣が変わることを目指しています。
それが、再発しにくい身体づくりにつながると考えています。
身体は何歳からでも変わることができます。
「年齢だから仕方がない。」
「もう治らないと思っています。」
初めて来院される患者様から、このようなお話を伺うことがあります。
もちろん、年齢による身体の変化はあります。
しかし、年齢を重ねたからといって、身体がまったく変わらなくなるわけではありません。
身体には、環境に適応しようとする力があります。筋肉は適切な刺激によって働きを取り戻そうとします。神経は新しい動きを学習しようとします。組織は修復しようとします。身体は常に、より良い状態になろうと働いています。
私たちは、その可能性を最後まで信じています。
だからこそ、「年齢のせいだから仕方がない」と決めつけることなく、一人ひとりの身体と真剣に向き合っています。

私たちが大切にしていること
当院では、症状だけを診ることはしません。必ず「人」を診ます。
腰痛という診断名ではなく、「なぜ、この方は腰痛になったのか。」
肩こりという症状ではなく、「なぜ、この方の身体は肩へ負担が集中してしまうのか。」
そういったことを考えながら施術を行っています。
同じ腰痛でも、原因は人それぞれ違います。
組織に問題がある方。神経の働きが低下している方。身体の使い方に問題がある方。生活習慣が影響している方。
だから当院では、決まった治療を全員に行うことはありません。
身体の状態を丁寧に評価し、その方に必要な治療を組み合わせながら、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
そして、当院では必要な患者様に、運動療法(FIT)を取り入れています。
FITで大切にしているのは、単に筋肉を鍛えることではありません。身体の変化に気付き、身体への理解が深まり、その気付きが毎日の行動へつながり、やがて生活習慣そのものが変わっていく。
私たちは、この流れこそが本当の意味での「改善」だと考えています。
治療を受けて終わりではなく、患者様ご自身が、自分の身体と向き合えるようになること。
それが当院の治療の最終フェーズであるFITの目的です。
あなたの身体には、まだ可能性があります
もし今、
「どこへ行っても良くならなかった。」
「もう歳だから仕方がない。」
「この痛みとは一生付き合うしかない。」
そう思われているのであれば、一度ご相談ください。
私たちは、痛みだけを見るのではなく、その背景にある身体全体の状態を評価し、鍼治療・整体治療・運動療法を組み合わせながら、一人ひとりに合った治療をご提案いたします。
身体は、本来変わる力を持っています。
その力を最大限に引き出し、「痛みがなくなった」その先にある、「やりたいことができる身体」「健康を維持できる身体」を一緒に目指していきましょう。
